家造りの基礎知識【屋根仕舞い編】2018/07/20

建前(上棟祭)が終わったら次は屋根の雨仕舞に入っていきます。工事スピードの早い業者さんでは、建前の日に屋根仕舞い→屋根葺き→外壁施工まで行ってしまうところもあります。工場出荷のプレハブメーカーなどは完成品のパーツごとにトラックで到着するのでめちゃくちゃ早いですね( ゚Д゚;)しかしながら我が社はふつうの工務店…ゆっくり丁寧に作るしかないのです。その分気持ちを込めてます!!

new (8)

 

 

 

 

 

 

建前の日は無かった二階部分の小屋組みが完成しています。小屋組みとは屋根の骨組みのことですね。

new (7)

 

 

 

 

 

 

続いて外反射断熱シートという銀色の紙を敷いていき、その上に垂木という木材を並べていきます。

new (6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根の上で日影が無いので大工さんも大変です(;^_^外反射断熱シートは太陽光を反射する役割がありますので中はとても快適なんですが屋根上はまさにフライパンの上状態です。

new (5)

 

 

 

 

 

 

大部分の垂木工事が終わりました。続いては野地板というコンパネ板を張っていきます。垂木と垂木の間隔が約25㎝くらい空いていますが、屋根自体が熱くなって屋根裏に熱がこもってしまわないように空気層の働きをします。空気層の排熱は軒先に設けた換気口より自然に排出されます。

new (3)

 

 

 

 

 

 

これが野地板を張った状態です。いかにも屋根という感じになってきましたね。

image1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野地板のままでは雨が降ると弱ってしまうので、上のようなルーフィングという防水シートで保護します。瓦やコロニアルのように隙間がある屋根材から雨が侵入してもこのルーフィングが1次防水の役目を果たし、さらにその継ぎ目や釘穴から水が侵入しても外反射断熱シートが2次防水の役目を果たすので雨漏りの心配は無いですね!(^^)!

以上で屋根仕舞い終わりです!次は内部の施工に移っていきます。